多分20年振りくらいにオイルパン取り外し

 2009/07/13

 抜いたオイルを一通り廃油入れに収め残ったものは、まあ、こんなものかな。変なものはありません。強いて言えば、液体ガスケットのなれの果てみたいなものはあった。

 車体の左側後方にオイルパンを外すために設けられたような”叩きシロ”がある。タイヤレバーを使って、支点をフレームとの接点に置き(当然ウェス等で保護)、力点にえいやっつと力を入れると、作用点であるオイルパンの”叩きシロ”にパワーが入り”ぱこっつ”と外れます。必ずオイルフィルターセンターボルトを取り外してから行うこと。お恥ずかしながら、そのボルトを取り付けたまま、えいやっ!と力を入れたため、私のZのオイルパンの”叩きしろ”は傷だらけになっちゃいました。でも、途中でおかしいなあと気付いてよかった。もしそのまま、たたき続けていたら、最後はオイルパンを割っていたのでは(苦笑)。

 このオイルパンは私が1992年に車両を購入してから初めて取り外しますので、最低20年近くはオイルを受け止めてくれていたものです。少なくとも平成7年から平成21年まではオイル交換はされていません。今回の復活に備えて、一応フィルターとオイルの交換はしましたが、なんとなくオイルパンが気になって仕方がなかった。いろんな沈殿物がオイルポンプの網に吸いつけられて流入抵抗になっていたらいややなあとか。おそらくオイルパンには澱が適度に沈殿し、場合によってはアルミのオイルパンが黒いオイル色で覆われているはず、と想像していたが、パコンんとはずれたオイルパンは意外や意外奇麗なもの。でもオイルパンを立てかけると、とろりとしたペーストが残りました・・・。

 微細な粒子がこのとおり。あまりきらきら光るような金属粉は無いようだが。

 オイルポンプのストレーナー。小さい金属粉が吸いつけられて金網に絡まっている。だが、それほどの数でもない。まあ、程度のいい方なのかどうなのか。何せ初めて見るものだけに、判断できません。

 オイルパンにこんなものが残っていた。左のものは5mmくらいのながさ。なんか切り粉みたいにコイル状になっている。なんじゃろか、これ。右のものは、ギヤが欠けたようなもの。この二つは、”巨大”なドレン物として貴重なものなので保管することに。一応、今後の参考品のため・・・

 オイルパンを外して、クランクケースを下から覗いてみます。こういう部品を見るのはこれまた初めて。うまい具合に収まっているなあと、妙に感心します。それと、古いエンジンですが、壁面に黒くオイルが付着していることもなく、良い状態という気がします。TL125は真っ黒でしたから。

 さあ、下部の汚れを落としましょう。少しづつたまったオイル汚れを洗浄液に漬け、歯ブラシでゴシゴシすると、あら綺麗。新品みたいになりました(右)。

 ついでにジェネレーターの下を掃除します。歯ブラシでごしごし。洗浄液を付けて洗うと、気持よく取れます。環境に良い洗浄液(?)ですので、やな臭いもなく順調です。

 今回の点検で気づいたのですが、この左側の穴は何なんでしょうか。穴だけあいてます。パーツリストで調べてみると・・・