選挙応援

僕の学生時代のサークルの後輩が、京都市会議員に立候補した。その彼の支援の会が催されるということなので、19時から左京区のとある場所に出向いた。初めての立候補だし、知名度アップには苦労しているはずだ。会場には既に何名か来ていて、奥様もいた。軽く挨拶をして、会場の最前列に座る。まずは彼が所信を語り始める。

 

京都市の財政は破綻寸前だと。市民数が減り続け、高齢者割合が増え、そのうち2名で1名の高齢者を養うことになると。一方、借金は増えている。既に2兆円を超えているとか。市会議員が年1500万円の給与と600万円の諸経費を市から受けている状況で、財政のツケを子孫に残すわけには行かないと。そのためには市会議員の給与カットを手始めにすると。市会議員の給与は役人のトップと同程度で連動しているとか?そのような状況では相互に牽制が機能しないので無駄を生む温床となっていると。また、子供への教育を充実させれば人は京都市に戻ってくる。その実例もある。京都市の教育環境を良くして、魅力ある市にしたいと。これまでの市会議員の公約を調査している大学教授によれば、これまで全て○○をつくりますといった類の財政出動だとか。それを、○○つくります、その代わりそれを借金積み上げでやりますか?と市民に問わないといけないというのが彼の主張。

 

これでは言い尽くせない話があり、また市民との対話形式で約2時間の会合が終了した。彼もさすがに勉強しているようだ。頑張っている。収支考えて仕事するのは企業では当たり前のことだが、なるほど政治行政の世界では、それだけでは論じられない施策が多いだろうからそうなるのかなあと。お恥ずかしながら、税金払っている市民として市会議員の所信を真剣に聞いたのはこれがはじめて。だからいかんのかなあと思った。

 

30数名来ていたように思うが、何とか支持拡大して当選してもらいたいものだ。私の住所は彼の選挙区ではないので一票入れられないのが悔しいと思う。エールを送って、会場を後にした。サークルの先輩とささやかな支援の席を設けて激励してやろうと思う。

 

ちなみに、彼には特段の偏りはありません・・・。