完走！

8時30分に号砲。私が競技場を出られたのはその10分後、途中トイレの待ち時間で15分ほどロスしましたが、無事14時15分に平安神宮にゴールしました。

 

最初はキロ6分半くらいのゆっくりペース。しかし5キロ地点のトイレで12分も待たされたため、6時間のペースランナーに追い越されるピンチ！小用を足した後、ペースをあげ、なんとか第一関門はクリアしたが、やばいやばい。こんなところで脱落したくはない。

 

その後は、沿道の声援も楽しく順調。10キロ地点で、タレントの森脇健二を追い越し楽しく走る。

 

15キロを過ぎてから右わき腹に違和感が生じ、21キロを過ぎた未知の領域に不安がよぎる。一応、走るスタミナは残っていたのは良かったのだが、太ももの筋肉の痛みが強まり、やばい状態。これからまだ20キロもあるのに・・・

 

そこで秘策、トイレで”持参バンテリン処置”。すると少しましになり、超登りおよび下り勾配の山越えを無事過ぎ、やっと平地と思いきや、27キロ地点あたりから、足の痛みが回復不可能となり、時々ストレッチするもタイムが目に見えて遅くなった。このあたりでキロ7～8分くらいまで落ちた。足が痛～い！

でも、北山通のエイドでは、沿道のお店がオレンジも出してくれて超うれしい。ドーナツもあったが、これは口の中がむしゃむしゃしました。バナナはいいですね。パワーが出ます。

 

血尿明けなので、給水には特段の気を使いました。エイドでは必ず給水しました。ほぼ2キロ毎のエイドなので、いい感じだったと思います。

 

さて、とはいうものの、30キロ地点を過ぎて、賀茂川の河川敷を走るころには、足が痛くて走れない。気力だけでトボトボ走るのだが、キロ9分くらいまでペースが落ちると、これは時速6.7km。走っているとはいえないレベル。

 

沿道の声援に笑顔を返すことすらままならない。たまらず35キロ地点のトイレで二回目のバンテリン処置。でも、もう効いているのかどうか分からない。トボトボと、走ろうとするが、もう足が前に出ない。すると目の前に70過ぎと思しきおじいさんが僕よりも早く走っている。これには参りました。僕は、早歩きなどいろいろしながらとにかく普通に歩くよりは早く前に進もうと一生懸命。

 

そして最後の今出川の登り。これはこたえました。もう走れません。でも、そこで新たな発見。腕をしっかりと振って大股で歩くようにしつつ、少し足を浮かすと、走った時の着地衝撃がなくしかもトボトボ走りより速い！ここからさきは、基本的にこの、歩き走りでした。歩くのでもなく、走るのでもない。何とも珍妙な走法。

 

40キロを過ぎ、この走法を継続し、平安神宮前の最後のコーナーでは家族の声援を受け、笑顔でゴール♪

 

不思議と最後の500mだけは足から痛みが消えました。家族からも「もっとヘナヘナした走り方かと思った」とのコメントも。

今回、i-phoneで音楽を聴きながら走っていたので、途中家族と電話で会話をしていました。今、どこ？とか。それが最後のほうは、すごいプレッシャーになってしまいましたが。なんせ、家族への予告タイムより45分以上遅れて走っていたのですから。

 

帰宅後は、とにかく腹が減るし、眠いしで、何をするにも体が痛い。でも、さすがに夕食は超豪華で嬉しかったです。

 

今日は、仕事を休ませていただき、ゆっくり休養しました。お蔭様で、歩き方は多少まともになりました。明日から、仕事に精を出します~。