定例レッスン

仕事帰りにサックスの定例レッスン。

次回、発表会の出演を決めた。6月16日(日)だ。曲は、前回のレッスンから練習している、”黒いオルフェ”。アドリブが2コーラスあるので、割と楽しめそう。

 

今日はテーマの吹き方をじっくり練習。

この曲は何とも言えない悲しい響きのあるマイナー調の曲だが、それゆえ音量は抑え気味に吹くのが良いと思い、そうしてみた。しかし、先生から早速ダメ出し。「息のスピードが出ていない。全体にバランスがとれていない。」

 

先生の演奏を聴いてみると、音がパーンと出ている。これは音がお腹から出ている証拠だ。そんなに大きく出すのかな?と思ったが、実際に私の音を録音してみるとしょぼしょぼ。自分で吹いているときに自分の耳に聞こえる音と、他人に聞こえる音は全く違う。

 

今回特に、中音域のレとミについては、今回大分勉強になった。私の音の出し方ではファは良くても、レ、ミとなるにつれ、音がしょぼくなる、つまり息のスピードが落ちてしまっているのだ。自分の耳に聞こえてくる音ではしょぼくなっていないのだが不思議。だから意図して息のスピードを上げてやるということしないといけない。そして練習していくうちに、先生から”グッド”のサイン。そこで再度テーマを吹いて録音してみると、良いじゃないですか!倍音が含まれる豊かな音だ。まだ少しピッチが怪しいところがあるが、最初の音とは雲泥の差。はやり、自分の音を毎回録音して、人の耳にどう聞こえるかを意識しながら音を出さないといけないことを痛感した。

 

また、お腹から息を出し、喉の位置のコントロールをするための練習法を一つ教わった。これを帰宅後家族にしてみたら、バカ受け。それをしている私の横顔が、超マヌケらしい。宴会芸にできるとも。サックスではなく、サックスが上手くなる練習法が芸になるって、どうよ!

渡辺貞夫氏の”黒いオルフェ”。1986年の演奏だ。イイですね。ステキです。さっそく、このアドリブを採譜してみました。でも早く吹いているところは音符が分かりません(笑)!