W3と同様のモディファイ
使用したリレーは、オクで入手したミニリレー。これでも10Aまで流せる。しかし、電源~負荷のメイン配線の電線(赤黄)が0.5sqの細いもの。これでも60Wまで使えるのでCB500Tのヘッドライト40W/50Wでは許容範囲内だが、リレー本体の性能と比べるとチグハグ。エーモン製の同種製品では赤黄は1.25sqが使われている。
やっぱ安い品物には何かがあるということか。そこでリレーを包んでいる収縮チューブらしきものを取り外す。するとB接点の白配線がぶち切られているし・・・。
ということで、完成~!
こんな感じに配線しました。
リレーが小さいことと、今回、配線を工夫したことでW3の時と比べてかなりコンパクトになった。
リレーは両面テープで固定している。
製作したハーネス。ヘッドライトケースの中でぐちゃぐちゃにならないよう、配線の取り回しが美しくなるよう考えて、端子の位置決めを行い、各配線の長さを決めていった。手前のライト端子配線の保護チューブはその一環。
さて、テスト。
バッテリーだけでヘッドライトを点灯してみる。
バッテリー両端電圧は、12.4V。ちょっとヘタリ気味。オリジナル状態でLo点灯時、11.9Vに低下した。その状態で、この11.9Vのうち、ヘッドライトのバルブの両端にはどれだけの電圧が届けられているのか。ロス分は、接点や電線抵抗の合成値だ。
リレー制御前。バルブ両端電圧は、10.2V。なんと1.7Vも電圧降下している。
リレー制御後。明るいので、周りが暗く映ってしまった。
バルブ両端電圧は、なんと11.7V!わずか0.2Vのロスだ。リレー制御による電圧降下防止効果は、1.5V分ということになる。これは効果的だ。
40Wの電球の抵抗値は、12^2/40=3.6Ω。
よって、両端電圧10.2Vのとき、消費電力は
10.2^2/3.6=28.9W
11.7Vのときは、
11.7^2/3.6=38W
この二つの数値の比は明るさの比ではないけれども・・・。消費電力を大きくするためには、両端電圧を変えないならば抵抗値を小さくすればよい。つまり、W数の大きい(抵抗値が小さい)電球に交換すればいいわけだ。それでもいいのだが、私はリレー制御の方が美しいと感じている次第で。
ちなみに、CB500Tの場合、電球交換しようと思ったら、シールドビーム本体を丸ごとアッシーで交換しないといけません。
電球は反射板にろう付けされてる。こんなのアリか・・・!
電球切れても、丸ごと交換せなあきません。
でもポジションランプの口金が質実剛健で、ここについてはホンダの設計に分配。Z1もW3も、ポジションはゴムの弾性だけでポジションランプを固定しているから。経年劣化したものは、どんな風になるか推して知るべし。
機能テストを行い、Hi、Loともに問題ないことを確認したのちに、リレーの端子部をエポキシ樹脂で固定。ライトケースに接触して地気しないようにするためと、配線が振動等で動きリレーとのハンダ部が折損するのを防止するためだ。
バッテリーへの配線接続状態。保護チューブで配線を保護し、タンクの下を通しておいた。
あ、ヒューズ付けるの忘れてた(笑)。また来週!
フロントまわり整備
実は先日、スピードメーターケーブル取り出し口のプラスネジをなめてしまった・・・。 インパクトドライバーでも緩まない。さてどうするか。
ここは5mmのネジ。3.5mmのドリルでネジのセンターを狙って穴をあける。これが結構難しい。ちょっとずぼらをして、タイヤを外さず横向きにドリリング。
穴が貫通した。さて、偏心してはいないだろうか・・・。
エキストラクターを使うと、すぐに緩んできた。インパクトドライバーで緩まなかったネジが、いとも簡単に。
おっと~、少しネジ山を削ってしまっているではないか。ということは、雌ネジ山も削っているということ。まあ少しだけだからいいか。ハンドドリルではあったが、ほぼ中心を貫通していた模様。
雌ネジはタップでさらっておいた。
フロントフォークオイル交換
どれくらいオイルが出てくるか興味津々。
右側・・・綺麗なオイルがすこ~しだけ出てきた。
左側・・・最初は汚れたオイルがでてきた。
両方合わせても写真くらいの量。サービスマニュアルによれば交換時は180cc注入となっているので両方で360cc。写真のオイルは100ccもないか。
フロントフォークスプリングの自由長。
新品時は465mm。右は463mmで左は460mmだった。
いずれも使用限度まで、まだまだ。殆どヘタっていないと言えるくらい。
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