旧鯖街道の花折峠へ
H23/6/4
前日22:30に就寝し、目覚ましを4:00に仕掛けたが、結局6:00前に自宅を出発。まずは給油。前回からの走行距離100.6kmで4.99L。あれ、20Km/Lまで燃費が落ちている・・・。
今日、目指すのはR367の旧花折峠。かつて若狭から京都へ鯖を運んだ道であったことから、この道は”鯖街道”と呼ばれている。R367自体は学生の頃、よくバイクでツーリングした道だ。しかし旧花折峠には学生時代は見向きもしなかった・・・。旧花折峠とは、下の地図でR367がトンネルでパスしているところを、丁寧に山肌を登って降りて峠を越す道だ。
R367の花折峠のヘアピンコーナーを抜けてしばらく行くと、旧峠道の入り口がぽっかりと口を開けている。スピードが出ているところなので、注意しておかないと見逃す。入り口だけ石畳が。以前は無かったのだが、今はチェーンで一般車両は入れないように規制されている・・・
さすがにKH90は小さい。写真左側のわずか30cmくらいの路肩づたいに規制をクリア。でも、僕の体は斜面を這うようにしてバイクを支えていた。バイクが軽いので、比較的楽にクリア。W3だと無理。
10年位前にF650で来たときには、全線ダートだったが、既に舗装されている。落ち葉が沢山あるが、それほど走りにくい道ではない。
旧道に入ると、ほどなくジムニーの不法廃棄が。何故かシリンダーヘッドが取られている。こういう車から部品取りする人もいるのだろう。
旧花折峠に着いた。峠には碑が建てられているが、裏面を見ると昭和58年に建立されたもののようだ。碑の後ろの壁面には、かなりばかデカいカタツムリが居た!
大津市防災行政無線 花折中継所 っていうらしい。
こういう設備があるから、舗装されたんだろう。ということは、今後も旧花折峠は荒廃はしないはずだ。ダートだったときの頃を考えると、見違える道になっているし。
こんな人が通ることもないであろう峠にも、道案内が。
ところどころ、枯れ草だらけになっている。
山も間伐され、手入れされている。このため、この旧道も必要なのだ。
ところどころ湧き水で水浸しのところを慎重に走る。
こんなところで林道が分岐している。したから見上げると、殆ど道はないのだが、登山道なのか・・・。バイクでは行けなさそうなところだ。道しるべには、アラキ峠を経て権現山、とある。
終点が近づいてきた。やはりチェーン規制。左側すり抜けられるか・・・・?引き返すのはできれば避けたい。
この隙間には・・・さすがにスリムなKH90単独では通れても、僕が押して歩けない。どうしてもエンジンとマフラーがH鋼とぶつかってしまう。さて、どうしたものか。引き返すか?
秘技、チェーンくぐりぬけ。
スリムだし、背も低いので。
さすがにミラーをくぐらせるためにバイクを傾けたが、さほど難なくクリアできた。
ということで、無事旧道を走り終えることができた。こちらも入り口だけ石畳。ダートだったら面白かったのに・・・。
ここも目の前をくるまがビュンビュン走り抜けるところ。注意しておかないと、この入り口にも気づきません。
ここは、林道花折峠線、という名前がついているらしい。大津市なんですね。
旧花折峠頂上付近からの展望と、反対に地上から見た旧花折峠。
上方右側にガードレールがある。また見難いが左上にアンテナ塔が立っている。
現在、R367はこの花折トンネルで峠を一気に抜けている。トンネルの北側には記念碑がある。その裏には、トンネルができた経緯が。
R367で京都市内に戻ってきて、時間があったので学生時代に過ごした左京区一乗寺のワンルームマンションへ。ここを出てから既に20年が経過した・・・。
マンションの駐輪場。ここの一番左端にCB900Fを停めていた。懐かしい~。
ここは僕のマンションから近い、先輩のアパート跡地。樋之口荘っていう2階建ての古いアパートの1Fにバイクサークルの先輩が二人住んでいて、夜な夜な麻雀をしていたものだ。部屋が道側だったので、誰か友人が来ると、バイクの音で誰が来たか分かった。CB750Fが多かった。
帰り際、ちょっと吉田神社に寄り道。いいところだ。
わずか2時間ほどのプチツーリングでした。休日の早朝、空いている時間帯にあちこちまわるのは気持の良いものだ。
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