http://www13.jimdo.com/app/s72cc81817fd380d8/p2b44380a1f3a3c54/#

 

からの続きです。その原因、分かりました。

 

ウィンカー、ホーン、テールライトという直流電源を使っている装備が一式機能しなくなっていた原因が。結論から言えば、レクチファイヤ(整流器)の地気(ショート)による断線でした。部品交換会の駐車場で簡易に断線を修理したのに直らなかったのは、バッテリーの電圧ドロップでしたね。

 

つまり、行きの道中で、まずショートが発生。

→ ヒューズが付いていないため、地気部分で発熱し断線。

→ マグネトからバッテリーへの給電も失われる。もちろん、マグネトから負荷への給電もなくなる。

→ 一方で、バッテリーからの放電回路は生きているので、ニュートラルランプは点く。

→ バッテリーからブレーキランプやテールランプへの給電回路は生きているので、給電される。ただ、電球を点灯させる度に、バッテリーの電力を消費しつづける。

→ バッテリーが弱っていく。そして、ウィンカーやホーンなど直流装備に電流は流れるも機能させられない。

→ 駐車場でアイドリング時に配線を修理するも、バッテリーが相当弱っているので同様。ただニュートラルランプは3.4Wなので点灯した。

→ 後で調べてみるとニュートラルランプは12V3.4Wの電球だった(抵抗値は42Ω)。ということは6V3.4W(11Ω)と比べ抵抗値が4倍。

→ アイドリング時にはマグネトの発生電圧が小さいので、本来ぼんやりとしか点灯しないはずだが、寿命末期につき点灯した(その後、すぐに断線)。

 

その後、ビニルテープで固定した配線が外れたので、全て機能しなくなった。ということです。そこで本日、まずはバッテリー電圧を測定。5V少しでした。早速ハンダをやり直し、エンジンを起動したら・・・あら、やはりウィンカー動かない。なんでかな?と思い、しばらくすると、あら点きました。ホーンも鳴りました~。な~んだ、単にバッテリーか~。その後、走ったが全て大丈夫だった。ということで、上のような原因推理に至ったということです。

 

それにしても、ヒューズが付いていないのはいただけません。私のKH90。ヘッドライト回路についているセメント抵抗は、どうやらLoポジションj時にLo球をポジション球のW数程度に下げるための細工がされている。つまり、誰かが配線を触った形跡があるので、その折にでもヒューズを取り付けるのを忘れたか?

このままでは気持ち悪いので、つけておこう。

でも、回路図を見ると、そもそもヘッドライトの交流回路にはノーマル状態でもヒューズが付いていない。そういう設計になっているのは、少々驚き。昔の小排気量車って、そういうもんだったのか?ビリビリとショートして燃えてしまうリスクは小排気量車が小さいのかな?てなことは無いとおもうけど。 

 

 

もう二度とショートしないように、ダイオードをカバーしておきました。でも、発熱部品だから、あんまり良くないかな~?