平成19年 京都市の自宅ガレージにて

今の自宅に引っ越してから、TL125を実家から引き取り、モチベーションが向上したため、改めてエンジン分解組み立てをしました。今度は順調。歳を取るってことは、良いことかも。でもガスケット類、全部新品で購入したら7000円くらいした。えらく高くなったなあと。しかし、ひるまずがんばりました。この写真は、あきれ顔の妻が撮ってくれました。妻のおかげで、私は自由な時間をもらい、大変ありがたいです。

 完成後、エンジンをかけると、いい感じでかかるのだが、何故か吹け上がらない。何でかな~。いろいろ昔のことを思い出すと、そういえばジェットニードルのクリップの位置を上から2段目に直したっけな。TL125のサービスマニュアルに合わせて。でも、このTL125はボアアップしているから、混合気が薄いかも。一か八かクリップを一段下げてみよう。そして再度キック。ありゃ~、こりゃええわ!アクセル全域いい調子。TL125ってこんな音、こんな乗り味だったんや~。すごく嬉しかった。何といっても10数年越しだからな~。私も歳を取っちゃいました。TL125もスポークには錆が発生し、スイングアームなどいろんなところの塗装の下から錆が顔を出していました。10数年放置していたら、そりゃ錆びるわな~。折角新車みたいにきれいやったのに、まあ仕方ないですな。人のモチベーションは大事にしないといけないことを痛感した次第です。

 

でも、電装系がダメダメ。ウィンカーがつかなかったり。でも電源はしっかり来ている。いろいろ調べると、マイナスがとれていないことがわかった。つまり、電球を通過してからフレームに落ちるところで接触不良が起きていた。そこの部分を磨き、接触抵抗を下げると、生き生きと点滅しました。よっしゃ!

完成!

サイドスタンドをまだ付けていません・・・
サイドスタンドをまだ付けていません・・・

いろいろありましたが、なんとか完成しました。写真で見ると、なかなかイケますなあ。きれいです。タンクは当初、バイアルスラインにしようと思いましたが、面倒なので、もらった時の色にしました。もらった時はRSC(Racing Service Corporation : HRCの前身)なんていう古いステッカーが貼ってありましたが、さすがに今では手に入りませんね。