油面? それ以外?

H23/9/24

 

しばらく放置プレイ状態のW3。フロートバルブを交換したまでは良かったが、エンジンの回転が不調だ。きちんとアイドリングしているようで、なにかボコついているし、アクセルを吹かすと、加速しないが、時々いきなり加速する。これには少々驚く。なんとなく、ガス欠とガス供給が交互に現れるような現象。そういえっばZ1で油面調整不良の時にも良く似た現象が起きていた。

http://cool-matsui.jimdo.com/z1/h21-9-アイドリング不調①/

 

 

実は、この一週間、疲労が原因か、高熱を発して倒れていた。その体力も回復し、サックスでも吹きたいところだが、肺にあまり負担をかけたくは無い。そこで、W3に少し手をかけてやろうかと。

 

朝早く起き、いじりだす。

まずは油面を-5mmにしてみる。すると、・・・・現象変わらず。

 

Z1の時は、中速域になると普通に走り出していたので、W3ではどうか。ためしにアクセルをあおると・・・・ 現象同じ。ということなのでZ1で経験した、油面の不良が原因のジェットの背が低いPJではガス欠、MJでは異状なし、という現象と現在のW3の現象は異なるということが分かった。 ということは油面ではないか。

 

プラグコードの接触不良?なんて疑ってみたりしてゆすったが現象変わらず。わからんなあ~。点火タイミングを見てみると、これまたピッタリのグッドタイミング。点火は問題なし。

 

よう分からんが、とにかく思い切って、油面を-3mmに!

 

すると、ぼこぼこいいながら一応普通に走り出す。でも現象変わらずやなあ。それはそうだろう。この油面でこの現象だと、う~ん、燃料コックが詰まっていて実はガソリンが供給されていない? でもフィルターのところにはガソリンが流れているのが見えるし、これは違うなあ。

 

ここまで油面上げても現象が変わらないということは、どういうことやろ。油面は関係ないとすれば、残るは、火花・・・。

 

そこで、これまでにもやったが、信号待ちをしているときにプラグコードをダメもとでゆすってみた。すると、右シリンダーのそれを少し触った瞬間、・・・・あら、直りました。ちゃんとアイドリングするし、加速もする。なんや、ハイテンションコードの接触不良か~。あ~あ、ばかばかしい。

 

でもW3の排気音ではない。何かこもったような音。加速も芳しくない。これひょっとしたら混合気濃い症状?ってことで、油面を-8mmに戻してみる。これ規定値。すると、よみがえりました。W3の排気音。濡れるような、はじける様な、ブリブリ・ぷりぷりの排気音だ。これこれ。 これですよ。Wの排気は。

しかも、アイドル調整をすると500~600rpmまで安定させることも可能であった。ただ、そこまで落とすと、時折エンジンの潤滑が苦しいような気がしてならないので、600~700rpmで落ち着かせることにした。

 

プラグをチェックすると、左右とも少し灰色が濃いかな、という程度で、まあまあかと。微調整はキースターのジェット交換で行うことにして、油面調整はこれでひとまず決着ということで。

 

ともかく、問題は油面どころの問題ではなく、単にプラグキャップとハイテンションコードの接触不良の問題であることが判明した。何ともトホホなところに原因があったのだ。 やはり、解決方法は近いところにあった、ということだ。

 

これを機会に、少し硬化気味のハイテンションコードを新品に取り換えることにしよう。ついでに、シールド線で覆ってアースィング、でもしましょうかね。