今年の抱負

今年のW3ライフについて、思うところを述べてみたい。

 

 昨年は、憧れのW3のプチレストアを完成し、車検を通し、バーチカルツインの鼓動に酔いしれるという、私の人生でもう一つの喜びというか愉しみというか趣味(?!)を見つけることができた。その勢いに乗って、寒くても乗るぞー、寒くてもいじるぞー、と決意していたにもかかわらず、12月はほとんど何もせずに過ぎた。一応走り納めとして年末の寒い中30kmくらい近場は走ったけど。 今年に入って、まだ一回も走っていないので決意するのも何だが、まとめてみた。

 

①彼のオートバイ、彼女の島  のW3カラーにする。

 

 今年に入って、早速オクで落札してしまいました。これでW3タンク3個目!の購入。家族にばれないよう、うち二つは自分の部屋に隠している。真っ黒のタンクはいずれ自家塗装でキャンディーブルーにしようかと思っていて、それを今年の目標に掲げていたが、とりあえず安直にその色のタンクを買い、塗装までのつなぎ役にしようかと。ということは、自家塗装がうまくいったら、オク放出か? !

 

映画に出てくるW3
映画に出てくるW3

 

 

②1500km毎にオイル交換する。 

 

シェブロン 20W-50
シェブロン 20W-50

 W3のような旧車の空冷エンジンは各部のクリアランスが大きいので、化学合成油ではなく粘土の高い鉱物油、さらにはアメリカペンシルバニア産のパラフィン系鉱物油が大変よろしい、という意見がウェブ上の多勢である。CB900FやZ1など、僕はこれまで空冷エンジンばかり乗ってきたが、大体カストロのRSを入れていた。大事なバイクだから高い化学合成油を、と。でも、実はそうではないということか。

 ウェブ上では、化学合成油では微小な隙間にも浸透する性能が高いので、どうしてもオイル漏れがし易くなるとか、旧車の劣化したオイルシールに損傷を与えるといった、由々しき情報が飛び交っている。しかし、一方では、気にすることはないということも。僕は学生時代からずっと化学合成油だが、感想としては後者かなあと。

 鉱物油はというと、温度上昇に伴う劣化が激しく、100℃以上になると良くないとのこと。大渋滞に巻き込まれると、やばいかも、という状況だ。確かに、渋滞ではそんな温度になってしまう。

 

 Z1を復活させるにあたり、改めてエンジンオイルの勉強をして、上記のことを知ったのであるが、オイルクーラーを取り付けたこともあって、過酷な温度上昇は抑えられると考え、大枚はたいてペンシルバニア産というやつを購入した。ケンドールというメーカの20W-50。一リットル2千円くらい。しかし、体感的に変化が分からなかった。気分的には満足なのだが。ただ経時劣化が少ないとのことで一年間は使えるようだ。たましにか乗らないバイクの場合は、エンジンオイルの交換時期はキロ数よりも月数によるので、コスト的にはこちらの方が良いのかも。でも、一年も交換しないというのは、なんとなく気持ちが悪いのが正直なところ。よって、W3については一つの試みをしてみた。

 

 つまり、安価な鉱物油で高頻度交換をするということ。安価といっても、オイルのグレードからすればSL級。僕が学生時代はホンダのウルトラGPがSF級、カストロRSでもSG級だったので、昭和40年代のバイクにしては超高級オイルといってもいいだろう。調べてみると、バルボリン、シェブロンといったメーカのものがよさそう。ということで、オクにてシェブロンの20W-50を購入。一リットル300円!!これは破格だ。実際どんなものなのか不安だが・・・ 。シェブロンといえば、アメリカでは有名なメーカであり、結構流通しているらしい。その並行輸入ものが多量に出回っていて価格が安いのだそう。この価格なら、原チャリに入れる安物2ストオイルよりも安いな~。

 でも、実際にW3に投入して走行してみると、良い感じ、というか、悪い感じがしない。回転フィーリングも良い。これ、良いんじゃないか。燃費も悪くならない。無理して高いオイルいれずに、この安価なオイルを常用しようかと。よく高級なオイルを奮発しがちなバイク好きであるが、このオイル、ええわ~。送料は20本まで500円だということもあり、Z1含めてこのオイルに統一しようかとすら思っている。

 

③月に一回は乗る。

 

 やはり、機械ものは動かしておくのが一番良い。コンディションを保つためにも動かしておかないと。あまり放置していたら、オイルが全部下がっていってしまって、次にエンジンを起動するときのドライスタートが各部に損傷を与えることにもなる。よって、仮に走らなくても時々エンジンをかけておくことが内部の潤滑を良好に保つためには重要であるとうことだ。

 また、車体の各部摺動部分も、グリースが満遍なく行きわたるよう、動かしておくのが良い。グリースがカチカチになってしまったらまずいし。

 Z1を長期屋内保管していた後、復活させるときに相当苦労したということもあり、今年はこれを実行したい。

 今の職場では、幸いにもバイク好きがいて、時々ツーリングしているらしい。僕も入れてもらおうと思っている。一人で走るのも面白いけど、マスツーもわいわいと面白いからね~。しかも、僕より年上の人たちもいるので、話題があうかも?!