W3の影に隠れて・・・
H23/2/26 記す
最近は専らW3で街を流すことが多くなり、Z1で走るということは殆どなくなってしましました。でも、最低でも月に1~2回くらいはエンジンをかけているし、そのうち一回は付近を軽く流している。でもW3に比べると、重い。車体がずっしりと。エンジンもドロンドロンしていて重いのなんのって。W3は車体重量はZ1とそれほど変わらないのだが、車体が一回り小さく、車体周りの慣性モーメントが小さいのか、取りまわしが格段に楽。ひょっとしたらW3はプチレストアして足回りのあちこちをグリスアップしているからかな?そういえば、Z1については、その辺のお世話を何にもしていないなあ~。
それはともかく、エンジンを起動するのが月に1回というのは、あまりよろしくないのかもしれない。なぜなら、ドライスタートになるかもしれないからだ。シリンダー内の油膜は一ヶ月くらいで落ちてしまうという話を聞いたことがある。するとどうなるか。エンジンがかかって、油圧が上がってシリンダーにオイルミストが届くまでの間のシリンダー内の状態を想像してみるとよい。
僕のZ1は購入直後にマイクロロン処理しているが、どうなんだろうか。まだマイクロロン樹脂は生きているのかな?
いずれにせよ、いきなりエンジンをかけるのは大変心苦しい。よってW3のように、エンジンをかける前の儀式としてキックを10数回くらいかましてやり、オイルを少しかき回してやる。気休めかもしれないが、Z1のエンジンはチョークをかけるとすぐにかかることが多く(これは嬉しいことなのだが)、各部の潤滑を考えると、気休めでも良いからそうしてしまう。
走行距離の大小でエンジンのコンディションが決まるというよりは、このドライスタートをどれだけ繰り返されているか、ということの方が重要だとか。う~ん、毎週エンジンかけるかなあ。それもなあ。どちらがいいんだろうか。
それと、最近は毎週末にはバッテリーの補充電を忘れずに行っている。既に寿命を全うしている怪しいバッテリーだが、それでも13.8Vまでは電圧はあがり、一週間経過しても12.数ボルトくらいまでは我慢して耐えている。バッテリー電圧が下がると、スターター機構に悪いと聞く。なぜなら、セルモーターがか弱く回ると、セルモーターとギヤでつながっているワンウェイクラッチのローラーを勢い良くクランクシャフトに圧接することができず、結果としてローラーとクランクシャフトの摩擦力を効果的にあげることができない。よって、両者の間に”すべり”が発生する。回転力を相手につなぐというワンウェイクラッチの機能は果たせても、断続部分に不必要な磨耗を発生せしめることになるのである。これはいけない。
よって、バッテリーが弱った状態のままセルを回し続けるということは、ワンウェイクラッチ周りを痛める暴挙なのである。
あ~、そんなこと知らずに、これまで痛めてきたのかもしれない。
なぜなら?
それは、上記の損傷メカニズムを最近、モトメンテナンス誌で知ったからだ。Z1のセル機構からは、平成4年の購入時から、なんともいえない摺動音がしている。これはひょっとして痛みが進んでいる?分解したことがないから分からないが、既に前のオーナーが痛めていたのかも?
そのうち、一度ばらしてみたいとは思っている。ただ、いつになるやら。
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